足利事件は速かに再審開始を
雑誌「冤罪File」創刊号でもこの事件が取り上げられていたように冤罪の疑いが強いと見られる事件だ。
当初菅家氏は三つの幼女殺害事件で逮捕され三つとも自白したが、二つの事件についてはその後アリバイが確認されて不起訴になった。つまりこの人は取調べ官に迎合して話す性格であり(※菅家氏の兄もそうした性格だと証言している)、この人の自白は信用出来ない。
当然再審開始の決定が早晩行われると思うが、再審開始の決定があると必ずと言って良いくらい検察は再審開始決定の取り消しを求める特別抗告をする。
しかし今回は検察側が依頼した鑑定人もDNA不一致と鑑定しているのだし、検察は特別抗告をして徒に再審開始を遅らせるような事はしないで欲しい。
| 固定リンク
« 大国人 | トップページ | 詩人の戦争責任について »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 幻のクラス交歓会(2010.07.31)
- ヒロシマの鳥の声(2010.07.14)
- 部落差別考(前編―1)(2010.06.07)
- Sという男(2010.06.05)
- mujige氏への疑問(2010.03.22)
コメント
☆諒さん、こんばんは
新しい制度の高いDNA鑑定をやってくれと弁護側が言っていたのに、遅すぎます。
高裁が再審請求を即刻認めるべきです。
でなければ、司法は検察(行政)より、下位に位置する、従属する存在と認めたことになります。
他の事件でも、証拠が残っているならば、DNA鑑定をして、洗い直して欲しいものです。
投稿: 愛てんぐ | 2009年5月10日 (日) 22時52分
愛てんぐさん、ありがとうございます。
この事件では、菅家氏逮捕の後も同様の手口の幼女殺害事件が起きていて、その時点で真犯人は別に居ると判断出来た筈ですね。
警察・検察が面子に拘った結果、真犯人は時効の彼方に逃亡してしまいましたね。
投稿: ☆諒 | 2009年5月11日 (月) 09時11分
☆諒さん、お久し振りです。
ようやく、検察が認めて、菅家さんが釈放されることになりました。
冤罪であるとして、再鑑定をずっと前から、要望していました。
遅きに失した感があります。
投稿: 愛てんぐ | 2009年6月 4日 (木) 12時03分
愛てんぐさん、コメント有難うございます。
検察側が依頼した鑑定人もDNA不一致と鑑定したのですから当然と言えば当然ですが、検察は鑑定に使われた犯人の精液と思われた物は実は捜査官の汗だったのではないかと調査しているという報道もあったので気を許せない状況でしたから、先ずはこれで再審無罪が見えて来たことを喜びたいですね。
投稿: ☆諒 | 2009年6月 4日 (木) 12時21分